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腸内細菌を増やす

腸内細菌を増やして身体を健康に。太る腸内細菌と太らない腸内細菌の差があることを知るとダイエットにも効果あり?今、腸内細菌が激熱なんです。あなたに合う腸内細菌を増やせば、自然とダイエット効果がある??

大便から見つかった衝撃の新常識

一般的には、

私たちが排出する便は

吸収できなかった食べ物のカスと考えられていますが、

じつはそれだけではありません。

 


驚くことに、

水分を除いたうちの約30%は「菌の死骸」なのです!

 

最近の研究では、

こうした「菌の死骸」が腸壁を刺激し、

腸の免疫力(腸管免疫)を活性化させることがわかってきています。

 


つまり、生きた菌でも死んだ菌でも、大きな違いはない。
菌の存在そのものに、活性効果があるということです。

 


となると、

プロバイオティクス(生きた菌)が重視されてきた風潮も

一考する必要があるでしょう。

 


腸内細菌に関する研究が進んだことで、

古い常識が見直されつつあるのです。

 


では、腸内環境を整えるうえで、

どんな習慣が重要になってくるのか?

 

死んだ菌でも腸に影響を与える可能性があるわけですから、

ヨーグルトが好きな人は「生きた菌かどうか?」

ビフィズス菌かどうか?」

にとらわれず、

毎日食べる習慣をつけるのもいいでしょう。

 


サプリメント(乳酸菌生産物質)なら、

兆単位の数の菌を摂取することも可能です。

 


しかし、もっといい方法は、ほかにもたくさんあります。
何だと思いますか?

 

「善玉菌」をぐんぐん増やす、手軽な方法

まずおすすめしたいのは、

善玉菌(ビフィズス菌)のエサを増やすということ。

 


この善玉菌が好んで食べるのが、

まさに植物H野菜や果物に含まれる「糖」なのです。

 


善玉菌は糖を分解することで

有機酸(乳酸や酢酸)を作り出し、

腸内のペーハーを酸性の状態に整え、

悪玉菌の繁殖を抑えます。

 


ヨーグルトや糠漬けに酸昧があることからもわかるように、

発酵するということは、

菌の働きで酸性の状態に変化することでもあるのです。

 


善玉菌が腸内のペーハーを酸性に変えるのに対し、

大腸菌やウエルシュ菌などの悪玉菌は

腸内をアルカリ性に変えます。

 


このアルカリ性の環境下では、

悪玉菌によって肉類に含まれるタンパク質が分解され、

アンモニア硫化水素インドール

スカトールなどの有害物質が生み出され、

腸内の腐敗が進みます。

 


便やおならが臭いのは、

腸内に悪玉菌が繁殖し、

有害物質が生じている証拠。

 


善玉菌の割合が増え、

腸内のペーハーが酸性に傾いてくると、

便の臭いは減っていき、

独特の酸昧臭が感じられるようになります。

 


お通じがあるかどうかのほか、便の臭いも、

腸の健康のバロメーターになるのです。

 


動物(肉)よりも、

植物(野菜、果物、穀類)のほうが腸と相性がいいのは、

腸内細菌の増殖とも深く関わっていることがわかるでしょう。

 


「植物を食べること」の重要性が改めて実感できたと思いますが、

ただ植物から作られる「糖」だけを食べていれば、

善玉菌が喜ぶわけではありません。

 


糖とは、正確には炭水化物と呼ばれ、

「エネルギー源になる糖質と、消化されない食物繊維の総称である」

とお話ししましたが、

善玉菌にとって重要なのは、

後者の食物繊維のほうです。

 


「腸で消化されないエネルギーにならないから不要」

というわけではなく、

じつは腸内細菌のエサになっているのです。

 


食物繊維を多く含んだ野菜、果物、

穀類を多く摂ることが大事なのもそれゆえであり、

これは

「精製した食品(白砂糖、小麦粉など)をなるべく摂らないほうがいい」

といった考え方の裏付けにもなりますね。

 


お菓子やパン類に含まれる精製された白砂糖は、

食物繊維やビタミン、ミネラルが取り除かれてしまっているため、

血糖値を一気に上昇させてしまう問題があるほか、

善玉菌への分け前(食物繊維)が

なくなってしまうという問題も生じるわけです。

 


だから、

精製した穀類と食物繊維のない肉類の組み合わせである

「ハンバーガー」や「牛井」ばかり食べていると、

腸内環境はどんどん悪化していきます。

 


しかも吸収が早ければ、

腸はぜん動運動をしなくなっていきます。

 


そうなると、

腸の消化力そのものが低下してしまいます。

 

要するに、自然に近い状態のまま植物を食べていれば、

それだけで善玉菌も自然に増え、

腸の健康は十分にキープできるのです。